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身体を歪ませる生活習慣 〜歪みは身体を痩せにくくする〜

2020/12/15

運動したり食事制限をしたりしているのに全然体型が変わらない。ボディメイクがうまくいかない。とお悩みの方もいらっしゃると思います。

実は、普段の生活の中でしている何気ない動作が無意識のうちに身体を歪ませてしまっているからなのです。

今回はそんな「身体が歪む生活習慣」についてお話ししていきます!

 

歪むメカニズム

 

なぜ体は歪んでしまうのか?

歪みには「骨盤歪み」と「背骨歪み」の2種類があります。骨盤の過剰な傾きによって体が歪んでいるのか、それとも背骨の湾曲によって歪んでいるのかで普段の姿勢などが変わってきます。

前後の歪みは骨盤で左右の歪みは背骨と考えると分かりやすいかもしれません。

 

骨盤歪み

 

前傾骨盤や後傾骨盤という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

前傾骨盤とは、骨盤上部が前側に傾き股関節に少し覆い被さるような形で位置していることを言います。これは、腹筋と背筋のバランスが悪いことが原因の一つとして挙げられ、特に背筋が強い方に多いと言われています。骨盤が前傾していることで、背中にある脊柱起立筋の下部が緊張状態に置かれるため、腰痛の原因にもなってしまします。

また、後傾骨盤は骨盤上部が背中側に傾くことを指しており、よく聞く「ぽっこりお腹」の原因になります。後傾骨盤の方は、腿裏の筋肉が緊張状態にありハムストリングが優位になっていることで骨盤を身体の背面側に引っ張ってしまいます。その為、前屈の動作が苦手で「身体が硬い」方は後傾骨盤が原因の一つになってきます。

【参考引用文献: 骨盤傾斜が座位における体幹前傾動作時の脊柱起立筋および腹直筋活動に及ぼす影響/川崎医療福祉学会誌/http://www.kawasaki-m.ac.jp/soc/mw/journal/jp/2006-j15-2/16_maruta.pdf】

 

 

 

背骨歪み

 

背骨歪みは身体の左右のバランスに主に関わってきます。背骨が歪む事によって、肩の高さが左右でずれたり肩こりの原因になったりもします。歪みによって頭痛や肩こりなどの身体の不調を感じる事もあります。背骨は、筋肉を介して骨盤に繋がっているので、背骨が歪む事で骨盤が歪んだり、逆に骨盤が歪む事で背骨が曲がる事もあるので、日々の生活の中で猫背にならないようにする!などの姿勢を意識することが歪まない体づくりのポイントとなってきます。

 

 

歪みが起きると何が良くない?

 

 

身体が歪む事によって様々な障害が起きてしまいます。

 

体調不良が慢性的に続くようになる。

 

身体が歪む事によって血流が悪くなり、脳へ正しく情報が回らなくなってしまいます。痛みは身体の歪みで生じるが、身体の歪みが脳の歪みを生じさせ、最終的には心のゆがみも生じさせると言われています。体と脳が痛みの過敏状態を作り出すと、痛みがいつまでも消えなかったりする痛みの悪循環が作られる事もあります。その結果、通常の生活を送れなくなりQOLの低下に繋がってしまいます。

アメリカ麻酔科学会の慢性疼痛管理実践ガイドラインには、慢性痛の治療にあたっては痛みが完全になくなることはないかもしれないとわかった上で、痛みのコントロールを最適化すること、そして機能改善、身体的・精神的健康を増進すると言われています。身体の歪みを治すと痛みが減りコントロールしやすくなります。

【参考引用文献:公益財団法人 国際全人医療研究所/やっかいな痛みにどのように向き合うか】

 

 

代謝が落ちる

 

基本的に体内の代謝は筋肉量に比例すると言われています。身体が歪む事によって、筋肉を正しい位置で動かすことが出来なくなるので正しいフォームで行っていても筋肉が付きにくくなります。その結果、代謝も上がらず痩せにくい体になってしまいます。また歪みが改善される事で、無理な角度で縮んでいた骨格筋が伸び、血液やリンパ液の流れが改善されるので、むくみや冷え性などが解消され、基礎体温も上がります。基礎体温が上がると基礎代謝も上がりやすくなるので、その結果、脂肪燃焼しやすい身体が作られていき効率の良いボディメイク効果が期待できます。

【参考引用文献:社団法人日本理学療法士協会/効率的な脂肪代謝を目的とした温熱刺激と運動の併用効果に関する研究】

 

 

 

怪我や病気に繫がる

 

背骨の中には脳から指令を送る末梢神経が通っています。背骨は一本の骨ではなく、頸椎7個、胸椎12個、腰椎5個とブロックを積み重ねたように形成されています。この背骨の中を通って、身体全体、手先足先が動くように脳から指令が出たときに脊髄神経から末梢神経へ指示が伝達されます。 身体が正常な状態の時には動きがスムーズです。ここで1つでもブロックがずれていると、神経伝達が遅くなったり、正しく身体が動かなくなってしまいます。真っ直ぐの道を車で走るのと、曲がりくねった山道を車で走るとどちらが速く走れるのか。考えて頂ければイメージしやすいと思います。そして体内でも同じ現象が起きています。正しく使えない事で、慢性的な頭痛や貧血、神経痛に繋がります。

また、背骨が原因で身体に左右歪みが生じている方は猫背・肩こりや目の疲れ、骨盤が原因で身体が歪んでいる方は、便秘になりやすく、下半身太りやO脚/X脚などが発生しやすく、高齢になると筋力が低下するので歩行障害を発症する可能性も高くなります。

 

 

 

身体の歪みを改善ストレッチ方法

 

 

ここまで歪みのメカニズムや歪みが起きる事によって生じる弊害のお話をしてきましたが、歪みはストレッチで症状を軽減することが出来るのです。ストレッチ方法をご紹介します。

 

腕を上下に揺らす

 

①仰向けの姿勢で寝転がる。

②両腕を床と90°になる高さまで持ち上げる。

③腕を左右交互に天井に向かって近づける

ポイント:「誰かに腕を持って引き上げられている」感覚で肩から動かして上下させる事。力を抜いて行う事でより効果を感じやすくなります。

 

膝を左右倒す

 

①仰向けの姿勢をとって膝を立てる。

②左右に膝を交互に倒す。

ポイント:「膝の重さに任せる」という事。無理に膝を持ちあげて倒すのではなく、膝の重みを使って重さに任せて倒していくのがポイントです。

 

膝を前後に動かす

 

①仰向けの姿勢をとって膝を立てる。

②背中を床に付けたまま両手で膝を抱える。

(膝の正面を手のひらで包むように横から持つ)

③左右交互に膝を上下に揺らす。

ポイント:無理に揺らすのではなく動かせる範囲でての重みで揺らすのがポイントです。

 

 

日常で意識すること

 

身体が歪み不調を訴える前に予防する事も健康な生活を送るための大きなポイントになります。日常生活で意識をし、歪みにくい生活をする事も大切です。ここでは日常生活で意識する事で、歪みにくく痩せやすい身体を手に入れることが出来るポイントをお伝えします!

 

 

姿勢

 

一番無意識で体を歪ませてしまう生活習慣の1つです。立っているときに、片足に重心がかかっている。靴底のすり減りが左右で違う。座っているときに足を組む等、これは身体を歪ませる行動の1つです。きれいな立ち姿は【関節の上に関節がきている】ということ。横から見たときに、足首と骨盤と頭が一直線上にあり、しっかりと胸を張っているのが理想の立ち姿勢です。足首の上に膝関節があり、その上に骨盤。背骨を1つずつ真っ直ぐに積み重ねたさらに頭が上に乗っている感覚を掴んでみて下さい。また、立っている時も座っている時も、頭のてっぺん(頭頂部)に糸がついていてその意図を上に引っ張られているイメージで通勤の電車や家事をしているときには立ってみましょう。

 

 

鞄の種類

 

皆さん、通勤通学でどんな鞄を使っていますか?使っている鞄でも身体の歪みを引き起こすかもしれません。斜めにかけるショルダーバッグや片手でもつハンドバッグなど、「片方だけ」でもったりかけたりする鞄は、重さに耐えようと身体が無意識に持ち上げようとするので、持ち上げる形が体に癖付き、そのまま歪みに直結してしまいます。なので歪まない体づくりにオススメなのは左右均等に重さのかかるリュックタイプのもの。かといって、「リュックで出勤はちょっと…」という方もいらっしゃると思います。日常で【左右交互】にカバンを持つことを意識するだけでバランスよく持ち上げるので身体が歪みにくくなります。

 

 

 

適度な運動

 

ワークアウトをすることで、全身の筋肉を使います。筋肉を使う事により筋ポンプの働きで血流やリンパの流れが良くなります。特にBROやROのプログラムは、身体の回旋運動を多く行うため背骨の捩れやズレを少しづつ修正してくれます。さらにキックの動作で腸腰筋とハムストリングを使うことで、筋肉が動き骨盤の歪みを徐々に矯正してくれるので、神経の働きや血液の流れがスムーズになるのでむくみや冷え性改善にも効果的です。BurnesStyleのプログラムは左右対象のアシンメトリーで構成されているため、身体のバランスを整えながらボディメイクをすることができます。

 

 

 

いかがでしたか?

日常生活で少し気にかければ間違いなく歪みにくい痩せやすい身体に改善することができます。ワークアウト効果を最短最適で最大のに引き出すためにも日常生活から常に意識を高めていきましょう!

 

 

 

 

 

TRIAL LESSON