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Igniter HIROAKI

2019/08/15

岡山から東京へ

 

インストラクターとしての決意

 

岡山から東京へ

 

Interviewer(以下:I):小さい頃はどのような少年だったのですか?

 

HIROAKI(以下:H):小さい頃は水泳やテニスをやっていました。近所に歳の近い親戚がいたので、木登りをしたり、サッカーや野球、屋根に上って遊んでいました。あとはファミコンや64などのゲームにもハマっていましたね。

 

I:活発な少年だったんですね。聞いたところによると、ボートレーサーを目指していたと伺ったのですが、いつから目指していたのですか?

 

H:18歳ですね。高校卒業してからです。

 

I:なるほど。その時期から目指そうとした理由は何かあったのですか?

 

H:実は高校時代にハンドボール部に所属していて、それを続けようか悩んだのですが、ハンドボールは長身の方が有利なスポーツで、スポーツで大学へ通うには全国大会に出ているなどの経験が必要でした。それに比べ、ボートレーサーは僕のように身長が低い方が有利で、体重が軽く背の低い方が有利なスポーツなんです。また、未経験者や初心者でもプロを目指せるスポーツということもあり、運よく良いタイミングで試験の応募があったので受けてみました。

 

I:実際にやってみてどうでしたか?

 

H:養成所に入るための試験が全国であって、未経験者もボートに乗るという実技等で、適正を見ているという感じでした。あとはスポーツテストみたいな感じですね。100m走ったり持久走をしたり、腕立て伏せや腹筋、跳躍や柔軟、あとは動体視力など20項目くらいの試験がありました。視力がいいのも条件です。

 

I:では本当に選ばれた人だけが養成所に入れるんですね。

 

H:倍率でいったら50~60倍でした。全国で試験があり、半年に1回1500~1600名ほど受験して、合格するのが30名くらいです。僕は最終試験の70名まで残ったところで、残念ながら合格にはなりませんでしたが、とてもいい経験になりました。諦めきれなかったので、6年ほどずっと挑戦し10回以上試験を受け続けましたね。

 

H:実はボートレーサーの他にも、小さい頃からずっとやりたかったことがボクシングでした。元々格闘技が好きだったので、ボートレーサーと同じ時期にボクシングも始めました。魔裟斗選手などをみて憧れていたので、卒業後アルバイトをするようになり、自分で稼いだお金でジムに通い始めました。

 

I:ボートレーサーを目指していた間も、ボクシングをやりながら過ごしていたんですね。

 

H:そうですね。アルバイトしながらボクシングもやって、ボートレーサーへの挑戦を続けていました。

 

I:すごいですね。岡山から東京に出たのはどういうきっかけですか?

 

H:東京に来る前にボートレーサーの試験があったのですが、その試験で落ちたら正社員になろうと考えていました。試験が終わり、次の道に進むことになったのがきっかけです。一生に一度は岡山から外に出て、東京だったり海外にも行ってみたいし、その土地に住みたいなと思っていました。そして次の道は今まで自分がやってきたボクシングやスポーツなどが生かせる仕事をしたいと探していました。その時に見つけたのがBurnesStyleです。採用していただいて念願の東京に出てきました。

 

I:東京はどんなイメージでしたか?

H:せわしないなと思いました。エスカレーターもしっかり左に寄るんだなと思いました。岡山では寄るほどいませんし、急いでいないので歩いて上がらないんですよね。電車もカルチャーショックでした。人が押し寄せてくるので恐怖でしたね。(笑)

 

 

 

 

インストラクターという職業について

 

 

I:BurnesStyleに入るまではインストラクターになるとは思っていなかったんですか?

 

H:そうですね。全く考えていなかったです。人前で話すことも今までなかったですし。

 

I:入社してから大変なことはありましたか?

 

H:僕はリズム感が本当になくて、リズムをつかむのに苦労しました。歌うことであれば声を出すタイミングでリズムを取りますが、プログラムを提供するにあたっては少し違って、タイミングがわからないので本当に大変でした。

 

I:すごく意外です。どういう練習をしたのでしょうか。

 

H:ひたすら音楽を聴きました。プログラムで使用する曲もそうなのですが、自分の好きな曲や普段効いている曲の、BPMと呼ばれるテンポを測って音に慣れる練習をしました。8カウントという数え方を知らなかったですし、リズムが刻めなくて、入社当時はタイミングがズレていると注意されることが多かったです。

 

I:現在はバリバリ活躍されていますが、インストラクターとして意識していることはありますか?

 

H:ボディメイクは、トレーニングをしたりなど気を使っていますね。食事に関しては、三食バランスよく食べるのは大事ですが、摂取カロリーを気にして帳尻を合わせるようにしています。

 

I:トレーニングはいつ行っているのですか?

 

H:休みの日や休憩時間に行っていますね。男性ということもありますし、筋肉って大事ですよね。

 

I:ちなみに体脂肪率はどのくらいなんですか?

 

H:8%くらいですね。

 

I:すごい!それを維持するのは努力が必要ですよね。

 

H:一度作り上げたら簡単だと思います。ボートレーサーを目指すときに減量する必要があったんです。身体を調整することを続けていると、少し太ったなということや少し細いなという身体のバランスが歩いただけでもわかるようになりました。

 

I:自分の身体の変化に気付きやすくなったのですね。そんな中でのリフレッシュ法はありますか?

 

H:サーフィンですね!月に1回くらいは行くようにしていますね。

 

I:サーフィンですか!いいですね!サーフィンの魅力って何ですか?

 

H:何も考えずにいられるのが一番いいですね。岡山にいる頃からサーフィンをやっているのですが、東京に来て特に思うのが、人やビルが多く、景色が見えないんです。海に行くと、一面に地平線が広がっているし、波打っている景色も見られる。携帯も触りませんし、その空間や状況がすごくリフレッシュできます。ゆっくりした時間に戻れる感じです。波に乗るのは自分との戦いでもあるし、そういうのも好きですね。マインドフルな感じです。

 

I:インストラクターをしていて楽しいことや、これがあるから頑張れると思えることはありますか?

 

H:一番はお客様が楽しんでくださったときですね。プログラムが終わった後のやりきった顔でしたり、終わった後の笑顔はインストラクター冥利につきますね。

 

 

 

トレーナーという立場に就いて

 

 

I:今はインストラクターを指導するトレーナーという立場ですが、人との接し方など気にしていることはありますか?

 

H:人を指導する立場なので、指導する場面では、立ち振る舞いを気にするようにしています。そうではない時はメンバーとふざけたりしますが、姿勢や発言も常に見られているので切り替えは大事にしています。

 

I:トレーナーになって気持ちや思考の変化はありましたか?

 

H:はじめは実感が沸かなかったのですが、見方や考え方が変わったなと思います。

 

I:具体的にどういう風にでしょうか?

 

H:以前は今起こっている事、目の前の事に意識が向いていたのですが、今では先の事も考えられるようになりました。半年後や1年後はどうなっているのか、どうなっていたいのか、という考え方をするので、そういった思考回路はトレーナーという立場になってからの変化だと思います。

 

I:トレーナーになってから楽しいことややりがいはありますか?

 

H:一番やりがいを感じるのは、指導しているメンバーがプログラムを取得できた時ですね。そのメンバーがプログラムデビューして、お客様からの感想を第三者として聞くと、やっててよかったなーとつくづく思います。

 

I:では逆に大変だなーと思うことはありますか?

 

H:大変というよりは、僕自身楽しんで行っているので、メンバーも楽しんでもらえたらいいなと思っていますよ。1年ほど前にトレーナーという立場を頂いたのですが、最初は何をどう教えるのかというところも手探りの状態だったので、いざフォームや声の出し方を教えた時に、自分だったら無意識に出来ていることが、女性だと低い声が出なかったりするので、本で調べて伝えたりしていました。今後の指導の為に、調べた方法をメンバーに試してもらって、うまくできればその方法で指導をして、違ったらまた変えていく。常に試行錯誤していましたし、今でもそれは変わりません。

 

I:トレーナーになってから、ご自身で成長していると感じますか?

 

H:成長させてもらっています。

 

I:今後もっと成長し進化していくであろうHIROAKIさん。今後はどのような姿を目指していますか?

 

H:トレーナーという立場での今後の目標は、自分はインストラクターに向いていないと思うようなメンバーがいたとしても、そのメンバー自身が諦めることなく、100%インストラクターとしてデビューさせることですね。プログラム取得に時間がかかったり、声が出なかったり、リズム音痴だったりする人もいます。僕自身入った当初はリズム感が無くだいぶ苦労したし、実は一番インストラクターに向いていないのではないかと思っていたんですよ。だからこそ、やれば絶対に出来る仕事だと、自信を持って言えますね。

 

I:素晴らしいですね!ありがとうございます。それでは最後に読者の皆様へメッセージをお願いします。

H:ここまで読んで下さってありがとうございます。僕自身、これまでボートレーサーに挑戦したり、スポーツで成績を出せなかったりと、成功してきた体験がなかったのですが、岡山から東京へ出てきてBurnesStyleに入った今は、とても楽しんで仕事が出来ています。夢や目標に対しくじけそうになっても諦めずに続けていれば、絶対に楽しいことが待っていると思うので、一緒に頑張っていきましょう!いつでもBurnesStyleでお待ちしております。

 

 

 

 

 

Igniter HIROAKI

岡山県出身

8歳から水泳、12歳から剣道を始め中学生の時に二段を取得。高校ではハンドボール部に所属。18歳からボクシングを始め、その後K-1ジムにてキックボクシングを始める。学生時代から社会人数年間はプロのボートレーサーを目指していた。その後、今までの運動経験を活かしBurnesStyleへ入社。現在に至る。

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